今月は最低賃金についてです
厚生労働省は今年7月、最低賃金引き上げの目安を「50円」と発表し、
大きな話題になりました
すべての都道府県で時給950円を上回っており、1,000円超えは
16都道府県に。(ちなみに京都府は1,058円)
10年前と比較すると、平成26年度の最低賃金全国平均は「780円」で、
約1.35倍に
「十年一昔」とはよく言いますが、まさに「隔世の感」があります
最低賃金の引き上げは人件費の増加に直結します。パートやアルバイトの
多いサービス業等では、悩ましい経営課題の1つではないでしょうか。
厚生労働省WEBサイトには、最低賃金に関する助成金等の支援事業が
紹介されています
こうした政府の支援事業の活用を検討してみるのもよいかもしれません
今月は通勤手当の非課税限度額についてです
通勤手当は片道の通勤距離に応じて最大31,600円までが非課税となります(片道2㎞未満は全額課税)
限度額を超えると給与として課税されることになります
マイカー等と公共交通機関を併用する場合は合計した15万までが非課税となります
曖昧なルールのまま支給していると税務調査で指摘されたり、従業員の不正につながる恐れがあります
非課税となる金額とその条件をしっかり確認し、支給基準を社内規定等で定めるようにしましょう